四柱推命

四柱推命


十干について

十干とは

十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10個のことを指しています。
これらは五行の「木・火・土・金・水」をそれぞれ陽(兄-え-)と陰(弟-と-)に分けたものです。
馴染みのない読み方なので難しく感じると思いますが、このように考えると分かりやすいでしょう。

甲(きのえ)木の兄(え)
乙(きのと)木の弟(と)
丙(ひのえ)火の兄(え)
丁(ひのと)火の弟(と)
戊(つちのえ)土の兄(え)
己(つちのと)土の弟(と)
庚(かのえ)金の兄(え)
辛(かのと)金の弟(と)
壬(みずのえ)水の兄(え)
癸(みずのと)水の弟(と)

解釈は占い師により異なりますが、ここでは「京都八坂の母」より各ワードの解釈をご紹介します。

甲(きのえ)

そそり立つ大木、切り出して用材となる木を意味します。
人間では多くの人を統率して事を押し進めるリーダー的な役割の人を意味します。
思慮深く質実剛健で、多くの人の信頼を勝ち得ます。

乙(きのと)

美しい草花を意味します。
人間では慎み深く遠慮がちに見え繊細ですが、内面はたいへん辛抱強く、物事に執着強く、保守的な人をあらわします。

丙(ひのえ)

照り輝く太陽の火を意味します。
人間では陽気で情熱的、快活で華やかな人を意味しますが、反面持久力に欠け、表面的な成功に終わりがちな面もあります。

丁(ひのと)

囲炉裏や焚き火など、人間が使用する火にあたります。
人間では、外面は柔和で物静かでも、内には鋭敏な知性を秘め、思慮に優れた人を表します。

戊(つちのえ)

山や堤防など、動かない土を意味します。
人間にあてはめると、社交性に富みどっしりとした貫禄のある人をあらわします。
その反面、外見を飾ったり、自信過剰になりがちです。

己(つちのと)

田園の湿土を意味します。
人間では細心で規律正しく経済観念に富んでいますが、やや度量が小さく、猜疑心の強さがあります。

庚(かのえ)

刃物、刀剣、鉱物などの金属を表し、人間では世渡り上手で小才の利く人を表します。
手腕がありますが、やや物質万能主義になりがちです。

辛(かのと)

珠玉、宝石、砂金などを意味します。
人間では強情で物事にこだわり、我が強いのですが、万難を廃してものごとを成し遂げる人を意味します。
批判力が旺盛です。

壬(みずのえ)

ゆったりと流れる大河の水を意味します。
人間では、黄河の水のように清濁併せ呑む度量のある人を指しますが、反面依頼心が強く、成り行きまかせのようなところもあります。

癸(みずのと)

雨露の水を意味します。
人間では、正直で潔癖、勤勉で研究心が旺盛で、自力で道を切り開いていくような人を表します。


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