四柱推命
四柱推命の占い方
四柱推命の占い方
生年月日時を「干(かん)」と「支(し)」で表した「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の四柱を元に命式という表を作成し占います。
※干は10個、支は12個あることから「十干(じっかん)」「十二支(じゅうにし)」と呼ばれ、また干と支の組み合わせを「干支(かんし)」と呼びます。
四柱の干支を陰陽五行説にあてはめ分類して考えるのが、四柱推命の基本です。
また、四柱から「通変星(つうへんせい)」、「十二運(じゅうにうん)」、「蔵干(ぞうかん)」などといった要素を導き出すことができ、これらの関係性などを読み解いていくことで、運命、運勢、性格、未来、適職、家族や対人関係、恋愛傾向、金運といったような様々なことについてを導き出すことができるのです。
占い師により様々な解釈がありますが、基本的に四柱はそれぞれ下記のことを表しているとされています。
年柱 | 祖先 幼年運 |
---|---|
月柱 | 両親・兄弟 青年運 |
日柱 | 自分自身・配偶者 壮年運 |
時柱 | 子供・子孫 晩年運 |
命式を読み解く際、最も重要なのは自分自身を表す日柱です。次いで、日柱の天干・月柱の地支から割り出される蔵干の2つの関係性を示す通変星が重要であると言われています。
月柱の地支から割り出される蔵干は、その人の本質的な性質を表すとされており、月支元命と呼ばれています。
十干
甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の10個のことを干といい、これらは空間の気を表しています。
五行の「木・火・土・金・水」をそれぞれ陽(兄-え-)と陰(弟-と-)に分けたもので、10個あることから総称して十干と呼ばれています。また、命式上では天干と表します。
ひとえに「水」の性質と言っても、水には海や大河のようにまとまった量のものもあれば、雨や霧といったように1滴1滴の集まったものもあるでしょう。
木・火・土・金・水それぞれ陰陽は下図をイメージしたものです。
甲(きのえ) | 樹木 |
---|---|
乙(きのと) | 草花 |
丙(ひのえ) | 太陽 |
丁(ひのと) | 灯火 |
戊(つちのえ) | 山 |
己(つちのと) | 田畑 |
庚(かのえ) | 鉱物 |
辛(かのと) | 宝石 |
壬(みずのえ) | 海 |
癸(みずのと) | 雨・霧 |
十二支
年賀状などに書くことで馴染みがあると思いますが、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥のことを支と言います。これらを総称したのが十二支です。また、命式上では地支と表します。
十二支は中国において時間を表す文字であり、年だけではなく月・日・時間についてもこれらの文字で表すことができます。
六十干支
十干と十二支の組み合わせを六十干支と言います。
十二支だけではなく十干も年・月・日・時に当てはめることができ、正確には2000年は庚辰年、2001年は辛巳年といったように表されます。
この干と支の組み合わせは60通りあることから六十干支と呼ばれ、年・月・日・時はそれぞれ六十干支が順番に巡っています。
60歳のお祝いを「還暦」と言いますが、これは生まれてから60通りの干支を一巡りし再び同じ干支へと戻ってきたという節目に対するお祝いです。
通変星とは
自分自身を表す日柱の天干が、年柱・月柱・時柱それぞれがもつ干とどのような関係性かを示したものが通変星です。
比肩、劫財、食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官、偏印、印綬の10種類があり、どの通変星がどの位置にあるかにより、その人の生まれ持った性質・運命を知ることができます。
日干との組み合わせは下記図を見ると分かりやすいでしょう。
例えば月柱の通変星を調べるとき、日柱が壬子で月柱が乙卯だった場合、日柱の天干である「壬」と月柱の天干である「乙」が交わる部分の「傷官」が通変星というように割り出します。
甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | |
---|---|---|---|---|---|
甲 | 比肩 | 印綬 | 偏印 | 正官 | 偏官 |
乙 | 劫財 | 比肩 | 印綬 | 偏印 | 正官 |
丙 | 食神 | 劫財 | 比肩 | 印綬 | 偏印 |
丁 | 傷官 | 食神 | 劫財 | 比肩 | 印綬 |
戊 | 偏財 | 傷官 | 食神 | 劫財 | 比肩 |
己 | 正財 | 偏財 | 傷官 | 食神 | 劫財 |
庚 | 偏官 | 正財 | 偏財 | 傷官 | 食神 |
辛 | 正官 | 偏官 | 正財 | 偏財 | 傷官 |
壬 | 偏印 | 正官 | 偏官 | 正財 | 偏財 |
癸 | 印綬 | 偏印 | 正官 | 偏官 | 正財 |
己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | |
---|---|---|---|---|---|
甲 | 正財 | 偏財 | 傷官 | 食神 | 劫財 |
乙 | 偏官 | 正財 | 偏財 | 傷官 | 食神 |
丙 | 正官 | 偏官 | 正財 | 偏財 | 傷官 |
丁 | 偏印 | 正官 | 偏官 | 正財 | 偏財 |
戊 | 印綬 | 偏印 | 正官 | 偏官 | 正財 |
己 | 比肩 | 印綬 | 偏印 | 正官 | 偏官 |
庚 | 劫財 | 比肩 | 印綬 | 偏印 | 正官 |
辛 | 食神 | 劫財 | 比肩 | 印綬 | 偏印 |
壬 | 傷官 | 食神 | 劫財 | 比肩 | 印綬 |
癸 | 偏財 | 傷官 | 食神 | 劫財 | 比肩 |
十二運とは
長生、沐浴、冠帯、建禄、帝旺、衰、病、死、墓、絶、胎、養の12種類があり、運気の大まかな傾向を表すものです。
病、死、墓、絶など一見ネガティブな意味に思えるかもしれませんが、そうではありません。
母親の胎内で育ち、誕生して成長し、収入を得て、成功を収め、年を取り死んでいくというように、これらは人の一生になぞらえて運気を示しています。
十二運は、日柱の天干と、年柱・月柱・日柱・時柱それぞれの地支から導き出すことができます。
日干との組み合わせは下記図の通りです。
例えば月柱の十二運を調べるとき、日柱が壬子で月柱が乙卯だった場合、日柱の天干である「壬」と月柱の地支である「卯」が交わる部分の「死」が十二運というように割り出します。
甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | |
---|---|---|---|---|---|
子 | 沐浴 | 病 | 胎 | 絶 | 胎 |
丑 | 冠帯 | 衰 | 養 | 墓 | 養 |
寅 | 建禄 | 帝旺 | 長生 | 死 | 長生 |
卯 | 帝旺 | 建禄 | 沐浴 | 病 | 沐浴 |
辰 | 衰 | 冠帯 | 冠帯 | 衰 | 冠帯 |
巳 | 病 | 沐浴 | 建禄 | 帝旺 | 建禄 |
午 | 死 | 長生 | 帝旺 | 建禄 | 帝旺 |
未 | 墓 | 養 | 衰 | 冠帯 | 衰 |
申 | 絶 | 胎 | 病 | 沐浴 | 病 |
酉 | 胎 | 絶 | 死 | 長生 | 死 |
戌 | 養 | 墓 | 墓 | 養 | 墓 |
亥 | 長生 | 死 | 絶 | 胎 | 絶 |
己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | |
---|---|---|---|---|---|
子 | 絶 | 死 | 長生 | 帝旺 | 建禄 |
丑 | 墓 | 墓 | 養 | 衰 | 冠帯 |
寅 | 死 | 絶 | 胎 | 病 | 沐浴 |
卯 | 病 | 胎 | 絶 | 死 | 長生 |
辰 | 衰 | 養 | 墓 | 墓 | 養 |
巳 | 帝旺 | 長生 | 死 | 絶 | 胎 |
午 | 建禄 | 沐浴 | 病 | 胎 | 絶 |
未 | 冠帯 | 冠帯 | 衰 | 養 | 墓 |
申 | 沐浴 | 建禄 | 帝旺 | 長生 | 死 |
酉 | 長生 | 帝旺 | 建禄 | 沐浴 | 病 |
戌 | 養 | 衰 | 冠帯 | 冠帯 | 衰 |
亥 | 胎 | 病 | 沐浴 | 建禄 | 帝旺 |
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